発掘!あるあるvsトリビア
有名な笑い話(らしい)をひとつ。
ある都市の市長に調査結果が報告された。
商工課の担当者は、
「ビール消費量が1.5倍に増えました。」
と報告した。
健康課の担当者は、
「心筋梗塞の人が1.5倍に増えました。」
と伝えた。
やる気万々の市長は、ビールの飲み過ぎが
健康に悪いのだと考え、ビールの飲み
過ぎを自嘲してもらおうと、講演会場で
市民に訴えた。
そこに統計課の担当者が来て、市長に耳打ち
した。
「人口が1.5倍に増えています。」
(出典参照:
遺伝子が明かす脳と心のからくり)
さて、トリビアの種の調査の場合、まず統計学者の
ところに行って、どういう調査をしたらよいか聴く。
それで、調査の方法、調査対象数が決まるわけだ。
例えば、「床屋に置いてある本で最も多いのは?」
というトリビアの種に対して、全国何百とか何千
とかの床屋を実地調査した。
結果は多分「ゴルゴ13」だったように思う。
しかし、これが近所の3件の理容店を調査して、
ゴルゴ13が最多であっても、何の意味もなさない。
ある市出身のマンガ家がいて、そのマンガ家と
市役所がタイアップして街おこしを実施したと
したら、その市の床屋では「A」というマンガが
多いことであろう。
それを全国規模の話にして、全国の理容店で
最も多い本は「A」ですと言ってみても
しょうがない。
「発掘!あるある大辞典」は全くもって後者で
ある。
被験者3人ずつの比較で、血液検査の結果が
良くなったとか、ダイエット効果があった
とか言うのは、「A」というマンガが多いと
いう調査結果よりもひどい。
まさか、「発掘!あるある大辞典」を情報番組
と見ていた人はほとんどいないことであろう
とは思う。
調査自体が成り立っていないので、データを
ねつ造しようがいまいが意味がないのである。
しいていえば、フジテレビが
「発掘!あるある大辞典は、トリビアの種と
比較しようがないレベルの信憑性で、
健康ブームのパロディー番組です」
とテロップを流せば、より親切だったかと
思う。
公共広告機構が
「トリビアの種レベル以下の情報番組は
全てパロディーです」
とCMすれば、尚よかったかも知れない。
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